詩織〜my song,my words〜

ブログ主、和音の心象スケッチブック。
または日々生活の中からふと湧き出た詩達の、
物置き保管庫のようなものです。

春夏秋冬

初めて恋を知った日から

繰り返してはまた繰り返し

出会っては恋に落ち付き合い

別れてそしてまた出会い

その度に何度も今度が最後と

そう信じてきたけど

結局一人歩きふと振り返る

これで何度目の恋?


君に会えたから

君だから だから

ワガママだからかなぁ

ねぇ永遠って何?


サヨナラするならこの胸

記憶だけ持って行ってよ

何もないから

部屋に溢れてく

誰に貰ったプレゼントだっけ?

そんなのいらないから


春服を買う頃君と過ごし

夏の暑い日に別れて

雪が積もるもう年の瀬に

街角出会った君と私には

また春がきた


何度目の君に

何度目でもない私

変わらないのかなぁ

ねぇ恋って何?何?


そのうち気づいたんだ私は


心の嫌な顔にフタして隠して

それでも笑ってて笑ってて

作ったの 可愛い私を

君のためなのに

ウソつきだよねぇ


仕方ないよ表裏の私

自分でも自分が可笑しいや

だから怒ったりなんてしないし

か弱く傷ついたりなんかしないから

だからさぁ?


サヨナラするならこの胸

記憶だけ持って行ってよ

何もないから

部屋に溢れてく

誰に貰ったプレゼントだっけ?

そんなのいらないから

いろ

あか あお しろ

あか あお くろ


あなたは しろ

わたしは くろ


混ざる色彩

明るくするあなたと

濁る色彩

暗くしていく私


真っ暗な世界に

光の色をください

あなたの色を


真っ白な世界で

私の輪郭教えてください

私のことを


消える色彩

飲み込まれるあなたは

灰色の色彩

私たちの間に


綺麗な世界に

足してく色が欲しい

あなたの色に


あなたの世界に

足してく色にしてください

私の色は 黒


あか あお しろ

あか あお くろ


あなたは しろ

わたしは くろ

陽の光が眩しくて目覚めた朝に


光るような心の中

はしゃぐ髪を揺らしながら

あなたのいる街まで

歩いてゆく 歩いてゆく


見つけて 欲しいんだ

私のこと 知っているなら

怖がりを 抱きしめて

平気だよ あなたがいる


今世界が回り始めた

その真ん中で踊れ踊れ

溢れている幸せの鍵

その扉を開けるのは私


夕焼け染まるその前に

来るの 夕立は恵みの雨

私の代わりに泣いてね

涙隠さずに 涙隠さずに


甘えたい あなたに

穏やかな その腕に

寄りかかる 壊れそうだから

私が帰る場所 そう言って欲しい


何もかもが綺麗に見える

目の前には新しい世界

それを作るのはいつもあなた

私は何度でも生まれ変わる


神様が いるのなら

祈るのは 無意味かも

見ていてよ その場所から

あなたのパズル 完成させよう


今世界が回り始めた

その真ん中で踊れ踊れ

溢れている幸せの鍵

その扉を開けるのは私


命を運ぶのが運命

だから明日へ手を伸ばそう

掴みたいものはみんな同じ

その一つ それはきっと愛


陽の光が眩しくて目覚めた朝に

歩き出す