詩織〜my song,my words〜

ブログ主、和音の心象スケッチブック。
または日々生活の中からふと湧き出た詩達の、
物置き保管庫のようなものです。

その髪の色は

優しい春の陽射しみたい

暖かな声で

私の名前を呼ぶ


その髪の色は

眩しい夏の太陽みたい

細めた目には

シャツの色が映る


どれくらいの時間

なびく綺麗な柔らかさ

見とれていたんだろう

広い背中のあなたが振り向く


覚えたてのくすぐったい

気持ちに笑いがこぼれて

伸ばされた手に私の手を重ねた

優しすぎるから時々には

困らせてみようかなんて

子供染みた好きというこんな想い


その髪の色は

切ない秋の木漏れ日みたい

落ち葉の色に

とけて隠れた心


その髪の色は

冬に降る雪の結晶みたい

ひとつひとつに

輝いている美しい形


叫んでみたいけれど

今はまだこの胸でただ

繰り返すだけでいい

風に遊ばれた金色が答えた


隔てるものがあるのなら

私達だから壊せるもの

後ろ歩くのはもう終わったんだ

甘い空気で包まれたら

今宵夢へと飛び立てる

抱かれたら聴かせようこんな想い


覚えたてのくすぐったい

気持ちに笑いがこぼれて

伸ばされた手に私の手を重ねた

優しすぎるから時々には

困らせてみようかなんて

子供染みた好きというこんな想い


その髪の色は

漆黒に浮かぶ月のよう


その髪の色は

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